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The minstrel of wandering yousyou - Last Stage - Lineage

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夏の風物詩
花火を見て来た。














日も落ち、辺りはもう薄暗いというのに、流石、夏である。
暑い空気が私の身を包む。







ふと、回りを見渡すと、ちらほらと人が見受けられる。
皆一様に、この日の暑さを感じている様だ。
夏の風物詩_a0010745_10112241.jpg

まるで体の中からの、留める事の出来ない熱気を孕んでいるかの様に。


その様な折り、私は適度に暑さを楽しむ為、散策に出掛ける。

既に日も落ち、辺りが闇に包まれようとしている。
私も、回りの人の姿も、まるでその闇にかき消されるかの様だった。


そんな情景の中、辺りをまばゆい光に包んでみる。

真隣にいても、まるで居なかったかの様であった隣人の顔が、そこに居る事をはっきりと視認出来る位、まばゆい光だ。


童心に返って、花火を打ち上げてみた。
夏の風物詩_a0010745_10105982.jpg
夏花火 音こそ胸の高まりのわけと知りたるけふ夏花火 


その光に呼応するかの様に、更に光の競演が続く。

それは殆ど間を空けずに。
夏の風物詩_a0010745_1032474.jpg
打ち上げの音愉しまむ牡丹・菊・柳かなとて推しやる夕べ 


まるで儚い夢を見るが如く。


刹那に消える光を逃さぬ様。
大地に寝そべりその3輪の花に魅入られている人々がいた。


その様な人々を何人も見ながら、私は静かにその日の散策を終えた。
by yousyou1208 | 2006-08-07 10:11 | diary
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